楽天ドラ1・荘司 初ブルペンで見せた大器の片りん 石井監督絶賛「プロで成功できるものを備えている」

[ 2023年2月2日 05:10 ]

石井監督(右)が見つめる中、ブルペンで投げ込む楽天・荘司 (撮影・光山 貴大)
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 未完の大器がベールを脱いだ。楽天の金武キャンプ初日でドラフト1位・荘司(立大)がブルペン入り。捕手が座ると続けざまにカーブを投げるのがルーティンの右腕は「イメージは8割ぐらい」の出力で、直球を軸にカットボール、フォークも交えながら33球を投げ込んだ。

 糸を引くようにミットに吸い込まれる直球も多く「凄く良い動きができた。コンディションが良くない状況が続いていたけど少し上向いてきた」と納得の表情。見守った石井監督も能力の片りんを目の当たりにし「球の質は(昨年の)ドラフトの中で抜けていると思って指名した。プロで成功できるものを備えている」と絶賛した。

 12日の日本ハム戦を皮切りに6試合の練習試合が組まれている。4位から巻き返しを狙う石井監督も「投げられるなら投げた方がいい」との考えを示し、荘司も対外試合デビューを当面の目標とする。「実戦で投げたいので良い調整をしたい」。最速157キロを誇る未来のエース候補が、大きな一歩を踏み出した。(重光 晋太郎)

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2023年2月2日のニュース