ソフトB・近藤は「若い選手の教材、お手本」軸ぶれないフリー打撃に藤本監督うなった

[ 2023年2月2日 07:20 ]

藤本監督(右)の前でフリー打撃する近藤(撮影・岡田 丈靖)
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 指揮官が口ひげをぴくつかせながら、打撃技術にうなった。宮崎キャンプ初日のソフトバンク・藤本博史監督(59)は1日、FA加入した近藤健介外野手(29)のフリー打撃を初視察。キャンプ初日に印象に残った選手に近藤の名前を挙げてベタ褒めした。

 「体の軸がぶれないし前で捉えている。トップのタイミングに間合い。スイングの軌道。若い選手の教材、お手本になる。若手は、聞きに行くべきだ」

 中村晃、柳田と3カ所同時でのフリー打撃中。王貞治球団会長と指揮官は、ケージ裏、真横に移動しながら近藤をロックオンした。キャンプ初日は投手を見ずに、野手のみの動きをチェックしたが「印象に残ったのは近藤ですよ」と即答した。打球、飛距離よりテクニックに圧倒されていた。

 補強の目玉としてFAで獲得に成功。藤本監督は昨年末には早くも「3番・左翼」と発言し、レギュラー内定者1号としている。

 この日、近藤は最終メニューとなった個別練習でロングティーを繰り返した。自身の打球を確認して終えた。「当然というか、FAで来て1年目なのでやっぱり注目してもらうのは当然。これからずっと名前を挙げてもらえるようにアピールしたいですし、何でも聞いていただければ」。宮崎で若手向け“近藤塾”の開講もウエルカムだった。(井上 満夫)

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2023年2月2日のニュース