井口ロッテ前監督らが野球殿堂入り候補者に

[ 2022年12月3日 05:30 ]

ロッテ・井口監督
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 野球殿堂博物館は2日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表。プレーヤー部門では前ロッテ監督で日米通算2254安打の井口資仁氏(47)ら4人が新たに候補入りした。井口氏は青学大4年時の96年アトランタ五輪で銀メダル。同年ドラフト1位(逆指名)でダイエー(現ソフトバンク)に入団し、ホワイトソックスなどでもプレーした。09年からはロッテに所属。18年から今季まで5年間、監督を務めた。

 また、エキスパート部門では沖縄出身選手のパイオニアである元広島コーチの安仁屋宗八氏(78)、栗山英樹氏(61)が新たに候補入り。栗山氏は12年から昨年までの10年間、日本ハム監督として指揮を執り、大谷(現エンゼルス)を二刀流として育てて世界へと羽ばたかせた。現在は侍ジャパン監督として来年3月に行われる第5回WBCで世界一を目指している。

 選考は各部門ごとに定められた投票資格を持つ報道関係者や球界関係者らによる投票で行われ、来年1月13日に発表される。

 ▽野球殿堂 日本野球の発展に貢献した人たちの功績を称え、顕彰することを目的に1959年(昭34)に創設された。競技者表彰は08年から、現役引退後5年以上経過した人が選考対象となる「プレーヤー表彰」と、現役以外の監督やコーチ、または選手引退後21年以上経過した人が対象となる「エキスパート表彰」に分かれた。加えて審判やアマチュアを含め球界に貢献のあった人を対象にした特別表彰がある。これまで競技者表彰100人、特別表彰は112人が殿堂入り。

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