平成国際大の冨士隼斗が自己最速タイ155キロ 慶大・広瀬隆太に被弾も「直球をしっかり投げられた」

[ 2022年12月3日 18:44 ]

平成国際大・冨士
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 来年7月開催予定の「第44回日米大学野球選手権大会」に出場する侍ジャパン大学代表候補選手の強化合宿の2日目が行われた。前日に続いて紅白戦が2試合行われ、平成国際大の右腕・冨士隼斗投手(3年)が自己最速タイの155キロをマークするなど、存在感を見せた。

 2回1失点2奪三振の内容だったが、22球のうち変化球はスライダーを2球投げたのみ。さらに、15球が150キロ超えと大きなインパクトを残し「どれだけレベルの高い打者に通用するのか試したかった。一番自信のある直球をしっかり投げられました」と振り返った。

 大宮東時代は最速138キロだったが、大学入学後のフォーム修正で球速も大幅アップ。今秋の関甲新学生リーグでは最多勝、最多奪三振の2冠を獲得するなど、急成長を遂げており「どうなるかわからないですけど、また春の合宿に選ばれるように調整したいです」と意気込む。

 その冨士からは、慶大の新主将・広瀬隆太内野手(3年)が、左中間席へのソロを放った。151キロ直球を捉えた完璧な一発に「冨士選手がもの凄い球を投げていたので、思い切り振ったら当たりました。全然見えてなかったです」と笑ったが、東京六大学野球で通算13本塁打を放っているスラッガーは「差し込まれることなくタイミングが合ったのは良かった」とうなずいた。

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2022年12月3日のニュース