【阪神・岡田新監督と一問一答(2)】リーグ最多失策、どう思う「エラーって数じゃないと思うんよね」

[ 2022年10月16日 17:01 ]

<阪神岡田監督就任会見> 就任会見を終え笑顔でポーズをとる岡田監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神の第35代監督に決まった岡田彰布新監督(64)が16日午後、大阪市内のホテルで藤原崇起オーナー(70)、百北幸司球団社長(61)も同席し、監督就任会見を行った。背番号は80。岡田監督は「タイガースのためにユニホームを着る」と第一声を発した。

 以下、岡田新監督と一問一答を抜粋で。(1)から続く。

 ―守備でエラーを減らしたい
 「エラーって数じゃないと思うんですよね。やっぱり、その一番セ・リーグとかで数が多いからすごく目立つというかね。僕も2003年は守備コーチやってましたから。ファインプレーとか、そのなんていうか大胆なプレーというか、アウトにできるボールはアウトにすると。そういう、もう1回基本に返るというか、みんなはっきり言うて臨時で守備コーチとか来てたけど。その教えね、臨時コーチとかそういうのがあったかもわからないけど、やっぱり再生には本人ですよ。本人がね。やっぱり、まず一番痛いのはスローイングのエラーですよね。いかにキャッチボールからやるか。後はアウトにできるものを確実にアウトにする。そういうことだと思うので。まず本当に基本に返って、そこからになる。だから、いろんなポジション守ったいうのも、それも加味されるかもわからないけどね」

 ―“あれ”は就任1年目から狙えるチーム
 「6位、6位という時代もあったんで。そういうことからしたら当然ね、狙えるんじゃないかな。あの、2年しかね、クライマックスか、2年なんですよ、2007、08なんで。なのでクライマックスの戦い方も今はあるかも分からないんで。そのへんは試合を重ねるごとに徐々にやっていきたいと思いますね」

 ―15年ぶりの阪神監督。選手との年の差が広がっている。佐藤輝とは40歳以上。若手とのコミュニケーションに不安は。
 「コミュニケーションっていうか、話しはしますけど、うん。言葉で打てないでしょ。コミュニケーションだけでは打てないと思いますよ、うん。だから練習とかで、本人が打てるようになったら、初めてそこでそれがコミュニケーションだったかも分からないし。言葉では打てないですし。だからそんな僕コミュニケーションとか、年が離れてるとか…まぁ親の年齢かも分からないけど。まぁ、もうちょっと上の人間でもね。そういうのは全然気にしてないですね」

 ―ひと言でどんなチームにしたいか
 「まあ、勝てるチームでしょ。うん。まずそこですよね。あのいつの間にか勝ってる。勝とうと意識するのは良くないと思うんですけど、9回終わったら勝ってた。サラッと勝ってたみたいな。だから一喜一憂っていうか、143試合長いので、1試合を一喜一憂していたら持たないんで。やっぱり長い6カ月間のシーズンを見越してそうやっていきたいと思います」

 ―秋季練習、秋季キャンプをどんな時間にするか
 「当然、若手中心になると思うんで、シーズンずっとフルで出た選手とかはね、なんかWBC(強化試合)もあるみたいなんで。なかなかそういう選手は参加出来ないと思うですけど、11月は一番大事な時期というか、一番うまくなるのが11月ですね。何でかというとシーズン2月からやって体が出来ているから、もう技術だけで十分じゃないですか。2月のキャンプはまだ体できてない選手がいてるんで、11月がね一番伸びるんですよ。白紙ですよね、レギュラーとかそんなんなしに、まず2軍の若い選手も含めてそこで11月にね、本当にまだまだその、1軍のポジションをいける力がなればあげるし、若手のレベルアップもどんどんやっていきたいと思う。ファームら11月が一番楽しみな1ヶ月になると思いますね」

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