第1戦先発濃厚のオリックス・山本由伸 昨年のリベンジ誓う「絶対勝つぞ、という強い気持ちで」  

[ 2022年10月16日 05:00 ]

パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3ー2ソフトバンク ( 2022年10月15日    京セラD )

日本シリーズ進出を決め、会見をする山本(撮影・平嶋 理子)
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 オリックス・山本は歓喜を全身で表した。中川圭の殊勲打に満面の笑みを浮かべ、仲間と喜びを分かち合った。パーソル賞も受賞。振り返れば、やはり第1戦で内角攻めで柳田を圧倒するなど8回零封の力投で先勝したことがファイナルS突破を大きく引き寄せた。絶対的エースが歩を進める次なるステージは昨年に続くヤクルトとの頂上決戦。当然、同じように第1戦の先発マウンドが見込まれる。

 「やることはいつもと変わらず、絶対勝つぞ、という強い気持ちを持って投げたい」

 昨年の日本シリーズでの熱投はいまも野球ファンの脳裏に残る。第1戦は6回1失点でサヨナラ勝利を呼び、冷え込んだ晩秋の神戸での第6戦はプロ最多141球で魂の9回1失点。延長12回の死闘の末に日本一の座はヤクルトに譲っても「日本一の投手」としての威厳は十分に示した。

 「とにかく去年の悔しさを晴らせるように、全力で腕を振る」
 雪辱の舞台。3冠王・村上との激突が最大の焦点となることは間違いない。最強の盾と最強の矛。勝つのは、どちらか。強敵との再会を心待ちにするように笑みを浮かべた。「シーズンでも対戦機会が少ない。最高の試合でできるのは楽しみ」。自信にあふれる目にはチャンピオンフラッグしか見えていない。(八木 勇磨)

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