マーシュとシンダーガードが躍動 フィリーズが元エンゼルス勢の活躍でNLCS進出

[ 2022年10月16日 08:12 ]

3ランを放つマーシュ(AP)
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 ナ・リーグ地区シリーズ、フィリーズとブレーブスの第4戦は15日(日本時間16日)、フィラデルフィアで行われ、フィリーズがブランドン・マーシュ(24)の先制3ランなどで終始リードを奪い、投げてもノア・シンダーガード(30)が3回1安打1失点の好投と、元エンゼルス2人組の活躍で8―3の快勝。フィリーズは前年度王者を倒し、2010年以来のNLCS(ナ・リーグ優勝決定シリーズ)進出を決めた。

 2回1死一、三塁のチャンス。ブレーブス先発チャーリー・モートンの初球カーブを見逃した後、4連続直球でカウントは2―2。6球目、内角低めに入ってくる83・4マイルの甘いカーブをマーシュは逃さなかった。高々と上がった打球はライトの頭を越えスタンドに。4万5660人の大観衆の声援に応え、マーシュは右手でガッツポーズをしながらベースを一周した。

 先発シンダーガードはロブ・トムソン監督に最初から長い回は期待されていなかった。役割は僅差でゲームを降りること。初回から飛ばしロナルド・アクーニャ、マット・オルソンを三振に切って取った。3回8番オルランド・アルシアにソロ本塁打を許したがそれだけ。3回3奪三振1失点でマウンドを降りた。2番手アンドルー・ベラティが4回に引き継いだ時は4―1のリード。フィリーズは6回にも4本の単打などで3点を加点。リリーフ5投手が6回を3安打2失点で逃げ切っている。

 MLB公式サイトはシーズン中に獲得したマーシュとシンダーガードの大きな働きでブレーブスを破ったと称賛している。

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