【矢野語録】退任発表は「すごく悩んだ。でも、選手たちに正直でありたい思いもあった」

[ 2022年10月16日 05:15 ]

会見の最後を矢野ガッツで締めくくる矢野監督(撮影・大森 寛明)
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 ▼ラスト采配を終えても眠れず シーズンが終わってから少し寝られる時もあったんですけど、昨日(14日)はさすがにあまり寝られず。でも今は気持ち的にはスッキリしています。

 ▼あえて退路を断って挑んだ4年目 退任を発表するという決断をすることを自分の中ですごく悩んだ。でも、選手たちにはうそをつきたくない、正直でありたい、そういう思いもあった。これは僕にとっても挑戦だったので、その時はチームにとっても僕にとってもいいという選択の中で退任を発表した。今回の退任の発表をしてのシーズンを迎えるということは失敗だったのかもしれないですけど、それを選手たちが変えてくれた。最後に3位になってくれたというところで本当に選手たちに助けてもらいました。

 ▼恩師の野村克也さん、星野仙一さんに報告 どうなんですかね。もちろん、僕は星野さんにもなれないし、野村さんにもなれないし、足元にも及ばない。でも僕は僕らしくやりきりました。僕なりに僕らしい監督を精いっぱいやりました、という報告はします。

 ▼これから一番やりたいこと 一番は…、ありすぎて…。家族とゆっくりというのはなかなかできなかったですし。いろんな人に会ったりというのがこれからはできると思う。

 ▼これからは外から猛虎を見守る 成長を期待する選手は俺の立場では全員頑張ってほしい。ユニホーム脱いだヤツにも頑張ってもらいたい。誰かだけ頑張れというのは違うと思う。“佐藤輝に頑張ってくれ”とか言ってほしいんやろうけど(笑い)。

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2022年10月16日のニュース