ダルビッシュ 「第5戦は先発予定…家に帰ってLAに先に行こうと思ってたけど」逆転勝利に笑顔

[ 2022年10月16日 15:26 ]

ナ・リーグ地区シリーズ第4戦   パドレス5―3ドジャース ( 2022年10月15日    サンディエゴ )

24年ぶりのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)進出を決めたダルビッシュ(左)らパドレスナイン(AP)
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 ナ・リーグ地区シリーズに進出している第5シードのパドレス(西地区2位)は15日、本拠地ペトコパークで、第1シードのドジャース(西地区1位)に5―3で逆転勝利。3勝1敗として、ワールドシリーズに出場した98年以来、24年ぶりのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)進出を決めた。フィリーズとのNLCSでは、ダルビッシュ有投手(36)の登板が予定される。

 試合後、ダルビッシュは、シャンパンファイトで笑顔を見せて「1番強いと思っていたドジャースに勝ったので本当に最高の気分です」と声を弾ませ、「第5戦までいったら先発する予定だったので、5点を取って逆転する前のイニングに1回、家に帰ってLAに先に行こうと思った。その後、5点取ったので、もうすごくエキサイティングな試合でした」とこの日の試合を振り返った。そして「自分が1番倒したいと思っている、ライバルチームのドジャースにプレーオフで勝ったのは、本当にうれしい」と繰り返し、「この前の投球は、あんまりだったんで、次はすっきりした投球をしたいと思います。フィリーズはワイルドカードからここまで来て勢いがあるんですが、特に考えずにいつも通りの投球をしたいと思います」と、NLCSに向けて話した。

 この日のパドレスは、3点を追う7回無死一、三塁からノラの適時内野安打、キム・ハソンの左翼線適時二塁打、ソトの右前適時打で同点。さらに2死二、三塁からクロネンワースの中前適時打で2点を勝ち越した。投げては、先発右腕マスグローブが強力ドジャース相手に6回6安打2失点と粘りの投球。7回に逆転すると、8回は元阪神のスアレスが3者凡退に抑え、9回は守護神のヘイダーがリードを守り切った。

 両リーグ最多111勝の地区覇者ドジャースにはシーズンで5勝14敗と大きく負け越し、勝利数の差は「22」で、1906年のホワイトソックスの「23」勝差逆転に次ぐ、116年ぶり史上2番目の番狂わせとなった。

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