巨人・井上 3度目先発も初勝利ならず 3回まで無安打投球、4回に1失点で降板 鍵谷打たれて4失点

[ 2022年9月8日 19:25 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年9月8日    東京D )

<巨・D>4回途中1失点で降板、ベンチで悔しがる井上(撮影・沢田 明徳)
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 巨人の3年目左腕、井上温大(はると)投手(21)がDeNA戦(東京D)でプロ3度目の先発登板。4回途中3安打4失点で降板し、待望のプロ初勝利は先送りとなった。

 3回までに4三振を奪い、無安打無失点の立ち上がり。だが、0―0のまま迎えた4回だった。この回先頭の2番・大田に内角高め148キロ直球を左翼線二塁打とされると、続く3番・佐野に真ん中付近へ入った145キロ直球を中前適時打とされて先制点を献上。牧、宮崎の4、5番を打ち取って2死までこぎ着けたが、6番・ソトを10球粘られた末に四球で塁に出すと、7番・大和に右前打されて2死満塁。ここで原監督がベンチを出て投手交代を告げた。

 井上はこの時点で3安打1失点だったが、ここで2番手として登板したのはこの日がプロ通算400試合登板の右腕・鍵谷。8番・伊藤に真ん中付近へ入ったフォークボールを左翼へ運ばれると、ウォーカーがジャンプして一度は好捕したものの、倒れた際に落球し、その間に満塁の走者が全て本塁生還を果たして井上の失点は4にふくらんだ。

 井上の投球内容は3回2/3で打者16人に対して74球を投げ、3安打4失点。4三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは2回にソトを右飛に打ち取った150キロだった。

 なお、井上は降板直前の3回に入った第1打席で相手先発右腕・ロメロのグラブを弾く投手強襲安打。プロ通算4打席目にして初安打をマークしている。

 井上は前橋商から2019年ドラフト4位で巨人入り。21年5月に左肘手術を受け、オフには育成選手となった。だが、今年7月11日に支配下登録選手に復帰し、同16日の広島戦(東京D)で1軍デビュー。リリーフ登板3試合を経て8月24日の中日戦(東京D)で初先発し、5回途中8安打3失点(自責1)でプロ初黒星を喫した。8月31日のヤクルト戦(京セラD)ではオスナ、サンタナに2発被弾で4回4安打4失点KO。そこから中7日で迎えたこの日の3度目先発だった。

 ▼井上 立ち上がりから調子が良かったですが、4回先頭打者を出してしまい、ボールが甘くなってしまったところを打たれてしまいました。ツーアウトから粘り切れなくて悔しいです。

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