巨人・中田翔 今の自分は“シン・中田”「新しいですね。はっきり言って」「変わっていると思います」

[ 2022年9月8日 22:39 ]

セ・リーグ   巨人6―5DeNA ( 2022年9月8日    東京D )

<巨・D>5回、逆転3ランを放ちナインに迎えられる中田は笑顔がはじける(撮影・光山 貴大)
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 巨人の中田翔内野手(33)がDeNA戦(東京D)で2戦連発となる逆転の19号3ラン。クライマックスシリーズ(CS)出場圏の3位・阪神に1・5ゲーム差と迫る勝利をチームにもたらした。

 8月11日の中日戦(バンテリンD)から第91代4番に座り、この日も24試合連続の「4番・一塁」で先発出場。3―4で迎えた5回だった。1死一、二塁で入った第3打席だ。この回から登板していた相手2番手右腕・平田が2ボール1ストライクから投じた4球目、低めツーシームを左中間スタンドへ叩き込んだ。これが逆転、そして決勝の一発。最後は6番手として投げた守護神・大勢が歴代新人単独3位となる今季32セーブ目を挙げて1点リードを守り切った。

 試合後、中田との一問一答は以下の通り。

 ――1点差で打席。なんとか追いつこうという意識が強かった。

 「そうですね。打席の中では自分のスイングをしようということだけでしたし、なんとか点を取りたいという気持ちは強かったですね」

 ――状況に応じた打撃をと言っていたが、新しいスタイルをつくろうとしているのか。

 「新しいですね。はっきり言って。今までは長打が欲しいところで長打を打てるようにというものを意識しながら。2ストライクに追い込まれてからも、正直、長打を狙っている打席というのは凄く多かったと思いますし。まあでも今っていうのはやっぱり変わっていると思います」

 ――ベンチでは“アゲアゲポーズ”もあった。9月はチーム全体で好調。ここから上がっていく雰囲気は。

 「本当に1試合1試合落とせない戦いが続いていますし、正直選手もみんな試合に入ればいい意味での緊張感を持ってピリピリやっているので、その中でこうやって勝てているのはすごくいいと思う。もちろんチームの雰囲気もすごくいいと思う」

 ――4点ビハインドでも沈むことなく。

 「そうですね。1点1点返していこうっていう声が上がっていましたし、試合に出ている選手もみんなそういうつもりでいたと思いますし、最後まで諦めないというか、そういう気持ちはあったと思います」

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