ヤンキース25年目のキャッシュマンGMは契約延長に値しない NYのスポーツラジオ番組で批判

[ 2022年9月8日 11:02 ]

ヤンキースのキャッシュマンGM
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 米ニューヨークの人気スポーツラジオ局「WFAN」で自身の番組を持つブランドン・ティアニーが「もし今年ヤンキースが勝てなければ、ブライアン・キャッシュマンGM(55)は職を失うべき」と発言。「最後の4週間チームが良いプレーをしたとしても契約延長に値しない。彼の立場は非常に危ない」と私見を述べた。

 キャッシュマンは1998年からGMの職に就き25年目だが、近年世界一になったのは09年だけ。常勝球団ゆえに、非難を浴びている。とりわけ今季は歴史的なペースで勝っていたのに、後半の不振で地区優勝も怪しくなってきた。トレードデッドラインで、カージナルスに移籍させたジョーダン・モンゴメリーが5勝0敗、防御率1・47の活躍、交換で獲得したハリソン・ベイダー外野手はケガで依然ヤ軍のユニフォームも着られていない。「ハル・スタインブレナーオーナーがどう考えているかは知らないが、私にとっては彼の考えはどうでもいい。そもそも98年から2千年の3連覇チームは、キャッシュマンではなく、前任者のスティック・マイケルとボブ・ワトソンが作ったもの。彼の作った優勝チームは09年だけだ」と指摘する。

 ジェフ・ウィーバー、ケビン・ブラウン、ソニー・グレイ、ジャコビー・エルズベリー、ゲーリー・シェフィールドなどたくさんの選手を獲得したが、期待通りの活躍とはならなかった。その上で現在いるベテラン選手との契約を酷評した。「ジョシュ・ドナルドソン(内野手)に与えた、たわけた2年5000万ドル、アーロン・ヒックス(外野手)への愚かな7年契約、DJ・ラメーヒュー(内野手)は50歳の終わった選手に見えるのに6年契約を与えた。その上で今回はローテーションで投げている投手を非力な中堅手と交換してしまった」。そして「確信をもって言わせてもらう。このチームは作り直す必要があるが、キャッシュマンにその権利はない」と断言した。

 ヤ軍は地区優勝はともかく、6年連続でポストシーズンには出るだろう。キャッシュマンの25年間でそれができなかったのは4回だけ。しかしこのオフはアーロン・ジャッジとの交渉など、とても重要な決断が控えている。

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2022年9月8日のニュース