楽天・涌井は6回3安打2失点 右手中指骨折から113日ぶり復帰戦で4勝目の権利

[ 2022年9月8日 20:11 ]

パ・リーグ   楽天─ソフトバンク ( 2022年9月8日    ペイペイD )

<ソ・楽>6回、デスパイネを内野ゴロに抑え野手を指さす涌井(撮影・岡田 丈靖)
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 楽天の涌井秀章投手(36)が8日のソフトバンク戦に先発。右手中指に打球を受けて骨折した5月18日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、113日ぶりの復帰登板で、6回3安打2失点に抑える好投で4勝目の権利を持って、救援陣へつないだ。

 涌井は約2カ月のリハビリを経て8月に2軍で実戦復帰。激しさを増す優勝争い、CS争いの中、戻ってきた。チームはこの試合前時点で首位から3・5ゲーム差の4位。西武時代から幾度もなく優勝争いを経験している18年目右腕に期待がかかった。

 初回の立ち上がり。1死一塁から柳田に外角高めに浮いた変化球を左翼席に運ばれた。それでも、崩れなかった。2回、3回、4回と走者は出したが、最速148キロの直球を軸に追加点を許さなかった。徐々に直球と変化球の制球が定まり、5回、6回は3者凡退。86球で6回まで投げ切り、復帰戦で先発の役目を果たした。

 打線も4回につながった。1死二、三塁から鈴木大の右犠飛で1点差に迫ると、続く茂木が左越え7号2ランで逆転。さらにマルモレホスも右越え7号ソロと2者連続アーチでこの回一挙4得点。7回には山崎の左越えソロが飛び出して突き放した。

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