巨人・中田翔「勝つことだけにね、必死こいてやってるので」 逆転CS進出へ決勝3ラン、虎に1・5差

[ 2022年9月8日 22:01 ]

セ・リーグ   巨人6―5DeNA ( 2022年9月8日    東京D )

<巨・D>ヒーローインタビューを終えポーズを決める中田(撮影・会津 智海)
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 巨人の中田翔内野手(33)がDeNA戦(東京D)で2戦連発となる逆転の19号3ラン。クライマックスシリーズ(CS)出場圏の3位・阪神に1・5ゲーム差と迫る勝利をチームにもたらした。

 8月11日の中日戦(バンテリンD)から第91代4番に座り、この日も24試合連続の「4番・一塁」で先発出場。3―4で迎えた5回だった。1死一、二塁で入った第3打席だ。この回から登板していた相手2番手右腕・平田が2ボール1ストライクから投じた4球目、低めツーシームを左中間スタンドへ叩き込んだ。これが逆転、そして決勝の一発。最後は6番手として投げた守護神・大勢が歴代新人単独3位となる今季32セーブ目を挙げて1点リードを守り切った。

 試合後、お立ち台に上がった中田は決勝弾の手応えを聞かれ「いやもう、若干詰まっていたので、もう“いってくれ”っていうふうに…あの。願いながら。走ってました」と照れ笑い。「今、本当に選手全員がね、自分の役割というものをよく考えてね、必死に戦ってますんで。きょう本当に勝てて良かったなと思います」とホッとした表情を見せた。

 4日の阪神戦(甲子園)では0―0のまま迎えた7回に相手先発右腕・西純から値千金の先制そして決勝となる17号2ラン。チームが今季最多23安打を放って18点爆勝した前日7日のDeNA戦(東京D)では6回に2番手右腕・三浦から左中間スタンドへ18号2ランを放つなど3安打3打点と活躍した。この日は前夜から2戦連発。4番に座ってからはこれで6発目となった。

 あまりに頼もしい4番の姿だが、「いやもう本当にあの…。勝つことだけにね、必死こいてやってるので。もっともっと勝っていけるように、ファンの皆さんをね、喜ばせられるように頑張っていきたいなというふうに思います」と中田。チームの雰囲気については「本当に雰囲気は凄くいいですし、毎日毎日負けられない戦いがね、続いてますけど。みんなで元気よくね、やっていきたいなというふうに思います」と話した。

 これで個人的にも2年ぶりとなるシーズン20本塁打に王手。「本当にファンの皆さんの声援っていうのは僕ら選手はね、本当に背中を押してくれていると思います。これからも大きな声援、よろしくお願いします!」と声を張り上げていた。

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