村上斬りも…巨人・菅野「悔いが残る」山田に被弾　4カ月連続負け越し決定

セ・リーグ   巨人2ー4ヤクルト （ 2022年8月30日    京セラD ）

＜巨・ヤ＞汗を飛ばして力投する巨人先発・菅野（撮影・沢田　明徳）
Photo By スポニチ

　「村神様」は止めたが、巨人は延長戦の末に惜敗。原監督は「なかなか打てない。まあ投手は頑張ってきていたけどね」と6安打2得点の貧打を嘆いた。

　初回2死一塁でエースの菅野がプロ野球記録の15打席連続出塁に王手をかけていた村上と対戦。初球。内角高めの152キロで捕邪飛に抑えた。四球を挟んで6回1死でも主砲を左飛に仕留めたが、3回が誤算だった。「投手にヒットを打たれたところと、山田に対して3ー2というカウントにしてしまったことに悔いが残ります」。先頭の投手の小沢に右前打を許すと、2死二塁から山田に先制2ランを被弾。次打者に村上が控えて歩かせられない状況で、フルカウントから甘く入った。

　7回2失点と先発の役割は果たしたが、借金は今季ワーストを更新する8に。5月から4カ月連続の負け越しも決まった。浮上の兆しが見えない中、原監督は「それをはね返していくようにしないと。誰がどうだということではなく、まだまだ試合は続きますので」と必死に前を向いた。（花里　雄太）