ソフトB・石川「心を燃やしていきたい」8月本拠&ロッテ戦のW好相性、先陣任せた

[ 2022年8月31日 04:45 ]

アップを行うソフトバンク・石川(撮影・中村 達也)
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 2位・ソフトバンクは31日からロッテ2連戦、西武3連戦をペイペイドームで行う。先陣を切る石川柊太投手(30)は本拠地で7月10日の日本ハム戦以来の登板。過去8月の本拠地先発は7戦4勝で負け知らずだ。29日にプロ初先発で好投した奥村政稔投手(30)らから受けた刺激をパワーに変えて、8月最後を白星で締めくくる。

 石川が本拠地のマウンドに帰ってくる。30日にペイペイドームで行われた練習で軽めの調整をした右腕は「7月(以来)かな。一番投げているマウンドではあるので」と久々でも自信をのぞかせた。

 年末の12月27日が誕生日。「冬生まれの冬男。暑いのは苦手」と言うが、8月のペイペイドームでは強さを発揮する。17年8月16日のオリックス戦から21年8月21日のロッテ戦まで7試合の先発登板で4勝負けなしだ。さらに今季のロッテ戦は3試合で1勝0敗で対戦防御率1・29、クオリティースタート(QS、6回以上を自責点3以下)率は100%を誇る。本拠地で“夏男”となる石川が相性のいいロッテ打線に立ちはだかる。

 前回23日の楽天戦は6回2/3を投げ、自己ワーストの12安打を浴びて5失点だったが、15得点の大量援護に恵まれて5勝目をマークした。試合中に後輩の執念に刺激を受けた。5年目の増田がプロ初の3安打猛打賞。「増田の“崖っぷち感”というか。“ここで打たないと(1軍に)残れない”という感じ。自分も経験あるし、ああいう時の選手は強い。影響もされたし、刺激になった」と振り返りながら話した。

 さらに29日のロッテ戦では30歳の奥村がプロ初先発で5回1失点と粘投を見せた。遠征中に一緒に食事し、チャンスにかける思いを聞いていただけに「奥村は1試合にかける覚悟を持って結果を出した」。仲間から受けた刺激をマウンドで力に変える。

 この日、西武が勝ったためチームは2位に転落。首位・西武とは0・5ゲーム差で週末には3連戦が控えている。この日は新型コロナウイルス感染で離脱していた柳田ら主力野手がファームで練習を再開したという朗報もあった。8月を白星で締めくくり、9月の総力戦へ。石川は「負けられない試合が続くので、負けない投球を前提に心を燃やしていきたいと思います」と誓った。(井上 満夫)

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2022年8月31日のニュース