【甲子園】近江・山田「悔しいけど素晴らしい成績」4強誇りプロ志望表明「自信を持っているのは投手」

[ 2022年8月20日 17:14 ]

第104回全国高校野球選手権大会・準決勝   近江2-8下関国際 ( 2022年8月20日    甲子園 )

<近江・下関国際>涙をこらえるように口を真一文字に結んで引き揚げる近江・山田(中央)(撮影・北條 貴史) 
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 近江(滋賀)は下関国際(山口)に敗れ、2年続けてベスト4で涙をのんだ。

 先発したエース・山田陽翔(3年)は6回2/3を5失点。7与四球と制球に苦しみ「結果的には四死球が多かった。前半からリズムに乗れなかった。力を入れた場面では三振を取れたけど、四球が多かった。下関国際は1人1人が考えていて、すごく投げづらかった印象があります」と唇をかんだ。

 準々決勝・高松商戦で右太腿をつり、8回途中で降板も「問題ないです」と影響はなかったとし、疲労についても「疲れは試合のたびにたまっていくもの。でも例年に比べたらマシでした。コンディション的には問題はなかった」と言い訳しなかった。

 試合後、近江応援団のいるアルプスに向かって一礼すると「ありがとう」と感謝の言葉を口に。「スタンドの皆、吹奏楽やダンス、県民などたくさんの応援で支えていただいた。ベスト4はそれがあったからこそ。だから感謝を伝えました」と振り返った。

 涙を流すナインとは対照的に主将として最後まで胸を張り「ここまで残ったのは4校だけ。優勝を目指していたから悔しいけど、素晴らしい成績だから、胸を張ろうと伝えた。(2番手の)星野にもよく投げてくれたと感謝しました」と振り返った。

 今後の進路については「プロ野球に行けるのであれば、行かせていただきたいと思っている。志望届は出します。投打でどう評価していただけるかだけど、どちらでも準備している。自分で自信を持っているのはピッチャーです」とプロ野球の舞台に挑戦する意向を見せた。

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2022年8月20日のニュース