【甲子園】近江 21年ぶりの決勝進出ならず悲願のVお預け 絶対エース・山田が最後の打者に

[ 2022年8月20日 15:13 ]

第104回全国高校野球選手権大会・準決勝   近江2-8下関国際 ( 2022年8月20日    甲子園 )

<近江・下関国際>6回、先頭打者に四球で出塁を許し、内野手に謝る近江・山田(撮影・藤山 由理)
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 近江(滋賀)は下関国際(山口)に敗れ、2001年以来21年ぶりとなる決勝進出を逃した。

 エース・山田陽翔(3年)が初回に相手3番・仲井慎(3年)に先制打を浴びると、制球に苦しみ続け2-2の6回も2四球などで1死満塁のピンチから森凜琥(3年)に2点打を浴び、勝ち越された。7回にも仲井に中犠飛を許し、降板した。

 後を継いだ2番手・星野世那(3年)も3点ビハインドの8回に橋爪成(3年)の適時三塁打、連続スクイズで追加点を許しリードを広げられた。

 打線は2点を追う3回に山田の三塁ベースを直撃する適時打などで同点としたが、7回2死一、三塁の好機で凡退するなど中盤以降、追加点を奪えなかった。

 近江は昨夏、準決勝で敗退。今春センバツも決勝戦で大阪桐蔭に敗れ、準優勝。同校、さらには滋賀県勢初となる優勝を目指したが届かなかった。

 試合後、山田は整列してアルプススタンドに一礼すると「ありがとう」と聖地に感謝。潤んだ目で最後のキャッチボールを行った。

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2022年8月20日のニュース