巨人シューメーカー「大城も小林もよくリードしてくれた」 7回1失点で3勝目 中日戦は2勝目

[ 2022年6月19日 17:40 ]

セ・リーグ   巨人5―3中日 ( 2022年6月19日    バンテリンD )

<中・巨>試合に勝利し、原監督(右)とタッチを交わすシューメーカー(撮影・河野 光希)
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 巨人の新助っ人右腕、マット・シューメーカー投手(35=米国)が中日戦(バンテリンD)に先発登板。7回6安打1失点と好投して来日3勝目(4敗)を挙げた。

 4月23日の中日戦(バンテリンD)では7回2死まで1人の走者も出さない完全投球を披露。結局、散発2安打無四球の初完投初完封で来日初勝利を飾ったシューメーカー。それ以来となる思い出の地で再び躍動した。

 3者凡退に仕留めたのは3回だけ。毎回のように走者を背負ったが、失点したのは3―0で迎えた4回、A・マルティネスに打たれた左越え6号ソロのみだった。宝刀スプリットなど変化球中心の91球。先発バッテリーを組んだ小林から、6回以降は女房役が大城に代わったが、淡々と投げ続けて勝利をものにした。

 9回はセーブ機会ではない4点リードで3番手として登板した守護神・大勢が高橋周に2ランを浴びて2点差に迫られたが、逃げ切り勝ち。チームの連敗を4で止め、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ助っ人右腕は「最高の気分です。毎回、試合をしっかりつくってチームが勝てるチャンスをつくろうと思っていましたけれども、実際に勝ちが付いてうれしいです」と喜んだ。

 中10日でのマウンド。だが、「調子は良かったです」とし「中10日とちょっと空きましたけども、その分、積極的に体を休める時間にあてることができたので調子は良かったです」と繰り返した。

 7回で打者27人に対して91球を投げ、6安打1失点。4三振を奪い、与えた四球は1つ、パーセンテージの低い直球のMAXは147キロという投球内容だった。それについては「大城も小林もよくリードしてくれましたし、味方のいい守備もあったので、ほとんど自分の思うところに投げられたので、少ない球数というのが調子良かった、守備にも守られたというのを表していると思います」と振り返った。

 味方打線は4回に主砲・岡本和の9戦ぶり一発となる先制18号ソロから4連打で3点先取。「ああいうふうに味方が加点してくれると、ピッチャーとしてはすごく背中を押してもらえます」と感謝すると、今後に向けて「先発投手としては何日か空きますけれども、次回登板までにしっかり調整して、一日一日を有意義に過ごして万全の状態で次の試合に臨めるようにしたいと思います」と前向きに話していた。

 シューメーカーは4月23日の中日戦(バンテリンD)で7回2死まで1人の走者も出さない完全投球を披露。結局、散発2安打無四球の初完投初完封で来日初勝利を飾った。だが、その後は勝ち星に恵まれず、交流戦初登板となった5月28日の日本ハム戦(札幌D)では6回4安打3失点の内容で35日ぶりとなる待望の2勝目。だが、前回登板した8日の西武戦(ベルーナD)では味方打線が1安打完封されたこともあって6回4安打3失点で4敗目を喫していた。

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