阪神・矢野監督 大山への四球攻勢に「逆にチャンスは広がる」 受けて立つ構えを強調

[ 2022年6月19日 18:55 ]

セ・リーグ   阪神4ー7DeNA ( 2022年6月19日    甲子園 )

<神・D>8回、降板となった湯浅(左)に矢野監督も渋い表情(撮影・大森 寛明)
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 阪神は接戦を落とし、今季3度目の6連勝を逃した。甲子園では6月8試合目で初黒星。2回に先制打を放った先発・西純は3回に3点を失い、4回途中で降板。4―4で迎えた8回に5番手の湯浅がつかまり、代打神里の2点三塁打などで3点を勝ち越された。6月9発の大山も申告敬遠を含む3四球と勝負を避けられた。「逆にチャンスは広がる」と四球攻めを得点力アップにつなげるだけと矢野監督は強調。湯浅にはこれを糧にすることを求め、西純の先発起用も継続する方針を明らかにした。以下は一問一答。

 ――結果的に湯浅のところで決まる形となったが、当たっている3人のところを何とか耐えてほしかった。
 「当たっている3人というかね、別に湯浅のボールを投げられれば抑えられると思うし。中継ぎの難しさっていうか、今まではもちろんいい形でずっと頑張ってきてくれているわけだから。打たれないピッチャー、負けないピッチャーはいないんでね。シーズンの中でこういうことがあって、また悔しさを次のバネにしていけばいいし。経験をね、プラスにして自分が成長していけるそういう負けになったと思うんでね。切り替えてやっていくしかないよね」

 ――西純は京山への四球のところでいっぱいいっぱいと。
 「うんまあ、もちろんしんどいかなと」

 ――今回はこういう形にはなったが次も託すのか。
 「うん、別に(代えることは)考えてないけど」

 ――京山からいい形で3点を奪ったが、仕留めきれなかった。
 「まあ別に悪い攻撃じゃないと思うんで。あと1本出なかったけど、負ける原因というのはあると思うけど、取られたら取り返していけるところもあるし」

 ――6回に送りバントが決め切れていたら。
 「もちろん、さっき言ったように、原因は絶対あるしね。(山本)ヤスは凄くうまい選手なんでね。ヤスなら決めてくれるだろうというところで、うん、まあそれを受け止めないとダメだし」

 ――大山への攻め方が厳しくなり、まともに勝負しない場面も増えてくる。こういう時は前後の打者が大事になってくる。
 「うん。まあ、そりゃそうやし。今日だって(糸原)健斗だって仕事してくれているわけだし、まあ、逆にチャンスが広がるんでね。打線の中では一気に点を取れるという形に持っていけると思うんで、相手からすると普通。普通というかそうしてくるだろうという場面でそうしてきただけのことなので。うちもそれで何もできなかったっていうことではないと思うから」

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