阪神・大山 自画自賛2戦連発の豪快17号 天敵・浜口撃ち「いい雰囲気できている」

[ 2022年6月19日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4ー1DeNA ( 2022年6月18日    甲子園 )

<神・D>3回、阪神・大山は2ランを放つ(投手・浜口)(撮影・平嶋 理子)
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 イタズラっぽく、笑みを浮かべた。長い甲子園の歴史でも、過去に例のない5試合連続のお立ち台。指名された阪神・大山の第一声は「もう本当に話すことがないので、今日は後輩に任せます」だった。

 進撃が止まらない。豪快なフルスイングで浜口を沈めたのは3回2死一塁だった。

 「(カーブをバックスクリーンに打った記憶は)ないと思います。いい打ち方ができていると思いますし、練習で意識していることがしっかりできたかなと思う。今日は自分にとってはいいホームランだったんじゃないかなと思います」

 フルカウントからカーブを中越えへ突き刺した。2本塁打した前夜に続く、2戦連発の17号2ラン。自画自賛するのも、無理はない。緩い変化球を125メートルも飛ばせたのは、好調の証だろう。甲子園で5勝を献上していた天敵左腕に対し、9試合目で初めて黒星をつけた。

 「DAZNバックスクリーンホームラン賞」として賞金100万円を獲得した。「もらえることに関しては凄くうれしい。本当に意味のある使い方をしたい」。明確な使い道はこれから思案するが、パフォーマンス向上に役立てるのだろう。

 6月は自身、月間最多タイの9本目となった。矢野監督も「敬礼に値するようなホームランをずっと打ってくれているので」と大絶賛。虎メダル贈呈の際には脱帽して感謝された。

 「いい雰囲気できているので、そのまま乗っていきたい」

 通算100号までもあと2本に迫った。一発を放った試合はこれで6連勝。そう、背番号3が輝きを放てば、猛虎は負けない。(長谷川 凡記)

 【月間自己最多タイ9本塁打】○…大山(神)が3回に17号2ラン。2試合連発で6月9本目とし、18年9月と20年9月に並ぶ月間本塁打の自己最多になった。今季甲子園11本目で、5月以降チームの甲子園本塁打10本はすべて大山が打ったもの。ほかに佐藤輝が3本、ロハスと糸井が各1本打っているが、4月17日巨人戦の糸井を最後に出ていない。

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2022年6月19日のニュース