担当記者が明かすエンゼルス・大谷の走塁技術 故障再発予防“トラウト流”右肘上げてスライディング

[ 2022年5月10日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―4ナショナルズ ( 2022年5月8日    アナハイム )

右肘を上げてスライディングする大谷(右、共同)
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 エンゼルス・大谷のスライディングは通算203盗塁の主砲トラウト直伝だ。生還は間一髪。右足を伸ばし、捕手のタッチをかいくぐった。この時、右肘を高く上げていた理由がある。

 18年10月に右肘の手術を受け、打者に専念した翌19年。トラウトから「スライディングで絶対に(右)肘を地面につくな。20年くらい現役をやるんだから自分の体を守れよ」と助言され、故障再発予防策を従来以上に徹底するようになった。

 日本ハム時代は、15年盗塁王の中島にスライディングのコツを尋ねるなど、走塁への意識は人一倍。サヨナラ生還は大の字になって喜びを表現した昨年7月2日のオリオールズ戦以来2度目だが、当時も同様に右足を伸ばして右肘を高く上げていた。(柳原 直之)

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