マー君は8回2失点も、佐々木朗も譲らず「凄く良い投球をされた。それ(強敵なの)は間違いない」

[ 2021年9月10日 21:14 ]

パ・リーグ   楽天2―3ロッテ ( 2021年9月10日    ZOZOマリン )

<ロ・楽19>初対決が実現した田中将と佐々木朗(撮影・西海健太郎)
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 楽天・田中将大投手は8回、120球を投げて4安打2失点、7三振1四球の好投をみせたが、またもチームの白星にはつながらなかった。相手先発の佐々木朗希も8回2失点と互いに譲らない熱投。試合は両者降板後に動き、9回に2番手の酒居がレアードにサヨナラ本塁打を浴びた。

 「初回は凄く良い形で入れたんですけど、2、3回と1点ずつ取られて。そのままバタバタといきそうなところを、しっかりと立て直してその後、深いイニングまで投げることができたので、そこは良かったと思います」と振り返った田中将。2回に浮いた直球をレアードに先制ソロとされ、3回は荻野に左前適時打とビハインドを背負った。だが、4回以降は3イニング連続3者凡退と立て直しリズムをつくると、打線が2点ビハインドを追い付いてくれた。

 前回3日の西武戦でも8回を投げ、復帰後最多となる125球の熱投をみせたが、4失点で勝ち負けは付かず。これで5先発続けて7イニング以上を投げているが、7月13日のソフトバンク戦での4勝目を最後に、2カ月近く勝ち星から遠ざかっている。

 相手マウンドで躍動した19歳の存在も、称えないわけにはいかなかった。「ダグアウトに座っていると、試合の状況は全然見えないので。投球はほとんど見てないので、投球についてはなかなか分からないですけど」と前置いた上で、「でもヒット2本で8イニングまで投げて。凄く良い投球をされたなと思います」と話した。チームは佐々木朗には前回8月28日の対戦でも5回3安打無失点に抑えられ、プロ2勝目を許した。優勝争いが佳境へ向かう中で難敵として立ちふさがり「前回、今回2登板続けてうちはいいピッチングをやられているので。それ(強敵なの)は間違いないと思います」と素直に認めた。

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2021年9月10日のニュース