誠也に負けん!広島・林 球団4人目8打席連続安打 大勝けん引「打つべきポイントが自分の中で出てきた」

[ 2021年9月10日 05:30 ]

セ・リーグ   広島12ー5中日 ( 2021年9月9日    マツダ )

<広・中(20)>5回無死二、三塁、林は中前に2点適時打を放つ(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 広島・鈴木誠の2発に勇気づけられるかのように、打線の勢いが止まらなかった。計15安打で今季最多タイの12得点。3~8番が打点を挙げる中、8番・林が球団史上4人目となる8打数連続安打を達成して際立った。

 「打つべきポイントが自分の中で出てきた。しっかり捉えられてきているので、継続してやっていきたい」

 2回1死無走者で勝野の直球を右前に運ぶと、6―5の5回無死二、三塁では岡田の直球を中前にはじき返す2点適時打とした。6回1死一、三塁では三ツ間から左翼線への適時二塁打を放って2試合連続の猛打賞。8回先頭では空振り三振に倒れて、球団最長である72年山本浩司(後に浩二)の9打数連続安打には届かず「(記録は)知りませんでした。ほんまですか…」と悔しがった。

 後半戦開幕後に不振に陥り、打順は8番にまで降格。打撃フォームに悩んできたが、現在はバットのヘッドを走らせることだけに集中する。「いろいろ考え過ぎずにできている。大きいものも打ちたいけど、強い打球を打つことを考えて、それがうまくいっているのかもしれない」。直近5試合で18打数11安打(打率・611)と復調し、この11安打のうち長打は二塁打の1本のみ。ライナー性の打球が増えると確実性が上がり始めて、打率・303と13試合ぶりに大台に戻した。

 「打球を無理に上げようとするのではなく、結果として上がればいいのかな…」。10試合連続で遠ざかる本塁打を我慢し、今は地道に単打を積み上げる。(河合 洋介)

続きを表示

2021年9月10日のニュース