巨人 今季初5連敗で3位転落…高橋ぼう然4敗目“お得意様”からまさかの自身初3被弾

[ 2021年9月10日 21:10 ]

セ・リーグ   巨人1―10中日 ( 2021年9月10日    東京D )

<巨・中>5回、京田(右)にこの日2本目の本塁打を許し、ぼうぜんの高橋(撮影・光山 貴大)
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 巨人は10日、本拠(東京D)での中日戦に1―10で敗れ今季初の5連敗。5連敗は昨年10月25日~30日以来となり、この日試合のなかったヤクルトに抜かれ3位に転落した。先発の高橋優貴投手(24)は4回1/3を7安打5失点と崩れ4敗目。京田陽太内野手(27)に初球先頭打者弾を含む2本塁打を浴びるなど、1試合で被本塁打3はプロ入り後初の“屈辱”となった。

 ハーラートップタイ10勝の高橋は今季中日戦3戦3勝で防御率0・45と“お得意様”にしていたが初回、京田に初球先頭打者本塁打を浴びいきなり失点。外角142キロのストレートを狙い撃ちされ右翼席まで運ばれた。

 2回にも先頭の福田に6号ソロを被弾。外角高めに入ったスライダーの“失投”を捉えられ、打球は右翼スタンド一直線。続く高橋周にも高めに浮いたど真ん中のスライダーをセンターフェンス直撃の二塁打を打たれ、その後1死三塁とされると木下拓に低めのスクリューを上手く打たれ左前適時打で3点目を失った。

 3、4回は無失点に抑えたが岡本和の36号ソロが飛び出した直後の5回にも失点。1死から投手の大野雄に中前打で出塁を許すと、京田にこの日2本目となる3号2ランを被弾。今度は3球目、真ん中高めに浮いたスライダーを捉えられ右翼スタンドまで運ばれた。

 打線は陽岱鋼が「1番・右翼」で今季初スタメン。3回、その陽が今季初安打となる右前打で出塁するなど2死一、三塁のチャンスを作るも吉川が一ゴロに倒れ無得点。4回、岡本和が左翼スタンドへ36号ソロを放ち1点を返すのみで終わった。

 ハーラー単独トップ11勝目&チームの連敗ストップを狙った高橋だったが、高めに浮いた変化球をことごとく強打され5失点。5回、京田に3号2ランを浴びるとショックを隠せず。マウンド上でぼう然とした表情のまま打球の行方を見送っていた。

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