日本ハム 28イニングぶり得点も1点リードを守り切れずに痛恨ドロー 栗山監督「いい形で勝ちきれない」

[ 2021年9月10日 22:52 ]

パ・リーグ   日本ハム4―4ソフトバンク ( 2021年9月10日    札幌D )

<日・ソ>1点差を守れずベンチに下がるB・ロドリゲス(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは前日まで2戦連続零敗を喫して精彩を欠いていた打線が意地を見せたが、勝利にはつながらなかった。栗山監督は「みんな何とかしようと思ってやっているけど、いい形で勝ちきれない。しっかり受け止めてやっていきます」と険しい表情だった。

 3点を追う7回2死一塁から佐藤が右中間への適時二塁打を放ち、28イニングぶり、対ソフトバンク戦では43イニングぶりとなる得点をたたき出した。さらに近藤が右前打を放って1点差とすると、野村が中前打、王柏融が四球で満塁機を演出、浅間が二塁へ適時内野安打を放ち、二塁走者の野村が一気に生還して4点を奪って勝ち越しに成功した。

 しかし、1点リードで迎えた9回に悪夢が待っていた。4番手のB・ロドリゲスが2死二、三塁から三森に中前適時打を許し、今季16度目の引き分けとなった。この日から抑えを務めていた杉浦を出場選手登録したが、登板機会はなし。栗山監督は「体は元気になっている」としたが、「今日に関しては投手コーチに1回投げて確認してやってくださいと言っていた」と9回に起用する考えはなかったと説明した。

 打線は意地を見せたが、2回の無死満塁や6回無死一、二塁の好機で無得点に終わるなど課題も残した。栗山監督は「この3試合で取ったのは(7回の)1イニングだけ。もっともっと工夫していかなければいけない。狙い球の絞り方やチームとしてどういうふうにしていくか、まだまだやり方はあるはず」と打線のてこ入れへ必死の様子だった。

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2021年9月10日のニュース