プロ野球 緊急事態宣言で延期も…計27試合が対象 無観客と2択 結論24日に持ち越し

[ 2021年4月24日 05:30 ]

東京ドーム全景
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 東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に対し、3度目となる緊急事態宣言の発令が23日に決まり、プロ野球は対応に追われた。25日から5月11日までの期間、プロスポーツは原則的に無観客が求められる。

 プロ野球12球団は23日、オンラインで臨時の実行委員会を開いて対応を協議した。試合の無観客開催か延期かを協議したとみられ、最終結論は24日に持ち越しに。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「いくつか常識的に考えられる範囲の対応方法は意見交換したが、組織決定は明日(24日)です」と詳細は明かさなかった。

 緊急事態宣言の期間は25日から5月11日まで。対象地域を本拠地としているのは巨人、ヤクルト、阪神、オリックスの4球団で期間中はセ20試合、パ7試合が組まれている。プロ野球は19日にJリーグと合同で新型コロナウイルス対策連絡会議を開き、斉藤惇コミッショナーは感染対策を徹底した開催実績を基に「宣言=無観客というようなジャッジは避けていただきたい」と訴えていたが、政府や自治体の方針に従うことが大前提となっており、無観客開催か試合延期は避けられない状況だ。

 延期の場合は、どこに日程を組み込むかに頭を悩ませることになる。現状では五輪開催期間か10月下旬以降となりそうだが、緊急事態宣言が今後、延長または他の地域に広がれば、日程の消化が困難となる。プロ野球が、コロナ下で再び難しい対応を迫られている。

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2021年4月24日のニュース