藤浪が坂本が馬場が…そして輝までも 恥ずかしすぎる拙守で阪神7失点 早くも16失策はセ界最多   

[ 2021年4月24日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―7DeNA ( 2021年4月23日    甲子園 )

<神・D>5回1死満塁、神里の打球を佐藤輝が後逸(撮影・大森 寛明)
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 甲子園が悲鳴に包まれた。2点ビハインドの5回1死満塁。神里の一、二塁間を破った右前打を処理しようとした阪神・佐藤輝が、まさかの後逸…。3人のランナーだけでなく、打者走者の神里まで生還を許す痛恨のプロ初失策で、試合の大勢は決まってしまった。

 「プロとしては恥ずかしいプレーやと思うしね。馬場のプレーにしても、(佐藤)テルにしても。(投手の)リズムが悪いとか、そんなのを言い訳にしているようじゃあ、あまりにもレベルが低い」

 矢野監督も語気を強めた。佐藤輝のエラーの前には2番手・馬場が精彩を欠いていた。1死一塁でソトを投ゴロに打ち取るも、二塁へまさかの悪送球。チェンジのはずが一転してピンチを広げ、それが佐藤輝のミスにつながってしまった。昨季まで3年連続12球団ワーストの失策数を記録した拙守の改善へ、今季は春季キャンプに川相昌弘臨時コーチを招へい。だがこの日の2失策で、今季も目下リーグワーストの16失策だ。3回無死一塁での藤浪のスリーバント失敗、近本の中飛で飛び出した坂本が戻れず併殺となるなど、拙攻を含む細かなミスが散見されたのが気になる。

 ミスを犯した佐藤輝だが、3打席凡退で迎えた9回1死の第4打席では意地も見せた。左腕・石田のスライダーを捉えフェンス直撃の中越え二塁打。「若い選手はミスがあって…俺もミスしてきた。その中からどう成長したり、練習したり、どういう心構えで試合に臨むのかを学んで行って成長してくれないと。そういうためのミスであれば、次につながっていく」と指揮官。味わった悔しさは、次戦で取り返せばいい。(阪井 日向)

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