センバツ準Vの明豊 選抜後初の公式戦でコールド勝ち 「野球人生初」背番号1つけた太田が粘投

[ 2021年4月24日 21:16 ]

第148回九州地区高等学校野球大会   明豊12―1日南学園 ( 2021年4月24日    大分県別大興産スタジアム )

<明豊・日南学園>背番号1を背負って好投した太田
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 選抜準優勝の明豊が選抜後初の公式戦に臨み、12―1の6回コールドで快勝した。

 先発は選抜決勝の東海大相模戦に先発した太田虎次朗(3年)。選抜で背番号1だった京本真(3年)が疲労を考慮され九州大会の登録メンバーから外れたため、選抜で背番号10だった太田が「野球人生初」という背番号1をつけてマウンドに上がった。初回は3連打を浴びるなど1死満塁のピンチを背負ったが、併殺でしのいだ。2回は自らの失策から無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を切った。5回5安打1失点。毎回走者を出したが粘り強く打者を封じた。「試合をつくることを意識して投げた。試合をつくれて良かった」と振り返った。

 有観客の別大興産スタジアムは多くのファンが詰めかけた。川崎絢平監督は試合前に「かっこよく試合をするな。全力で泥くさくやりなさい」と選手を送り出した。序盤こそ苦戦したが終わってみれば10安打12得点で“凱旋ゲーム”に快勝。選抜で活躍した阿南心雄(3年)が2安打3打点。黒木日向(3年)が2安打3打点など、きっちり仕事を果たした。指揮官は「必死になってやってくれた」とナインを評価した。

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2021年4月24日のニュース