工藤ホークス 最強の“外弁慶” 敵地10連勝に挑戦

[ 2016年5月14日 07:55 ]

ダッシュの呼吸法を教える工藤監督(中央)

 最強の「外弁慶」だ。12日のロッテ戦で5月初黒星を喫して連勝が8で止まったソフトバンクが、14日からのオリックス2連戦(ほっと神戸)で89年の福岡移転後最多となる敵地10連勝に挑戦する。

 現在、4月12日の西武戦(西武プリンス)以来ビジターでは1分けを挟み8連勝中。連勝すれば03年4月20日~5月10日、07年5月6日~27日で2度、記録した9連勝を塗り替える。

 「2連戦だから1勝1敗でも勝ち越せないけど、勝ち越していけるようにしたい」。工藤監督は移動練習を行ったほっと神戸でそう意気込んだ。

 この日は外野の天然芝部分で、練習参加した投手、野手は30メートル×30本ダッシュをこなした。「芝生の上は足首に負担がかからない。人工芝だと100%で走れない。ダッシュをやらなければ、(体の)切れは出ない」と指揮官。敵地を利用し、あえて厳しい練習を課すのも工藤流だ。

 敵地での強さを聞かれた指揮官は「みんなしっかりと準備をしてくれている」とニヤリ。ただ、誰より、常に先を見通して準備する背番号81がいるからこそ生まれる連勝でもある。 (福浦 健太郎)

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2016年5月14日のニュース