元日本ハム工藤幹夫氏が死去 早すぎる55歳…82年最多勝

[ 2016年5月14日 06:14 ]

日本ハムで活躍した工藤氏

 元日本ハム投手の工藤幹夫(くどう・みきお)氏が13日午前1時40分、肝不全のため秋田市内の病院で死去した。55歳だった。秋田県本荘市(現由利本荘市)出身。

 通夜は17日午後3時、葬儀・告別式は18日午後1時から、いずれも秋田市山王2丁目4の15、秋田典礼会館セレモ=(電)018(862)5106=で。喪主は長男・壮史(まさふみ)さん。

 1978年ドラフト2位で秋田・本荘高から日本ハムに入団。右横手からの速球を武器に、82年に20勝4敗で最多勝、最優秀勝率、ベストナインに輝いた。同年、西武とのプレーオフ1カ月前に右手小指を骨折。出場が絶望視された中、当時の大沢啓二監督(故人)がかん口令を敷いて第1戦で奇襲先発し、ファンを驚かせた。その後、右肩を痛めて88年に現役引退し、秋田市内でスポーツ店を経営していた。8年ほど前から肝臓を悪くして入退院を繰り返し、今年2月に容体が悪化していた。

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2016年5月14日のニュース