スライダー健在 元中日・野口“2年半ぶり”で3回0封

[ 2011年6月26日 17:42 ]

四国アイランドリーグplusの三重に加入し、徳島戦で初登板した元中日の野口茂樹投手

 プロ野球中日の元エースで、独立リーグの四国アイランドリーグplusの三重に加入した野口茂樹投手(37)が26日、津市の津市営球場で行われた徳島戦に先発で初登板し、3回で44球を投げ、3安打無失点だった。試合は三重が8―2で勝ったが、野口に白星は付かなかった。

 中日時代と同じ背番号47の野口は毎回安打を許したものの、持ち味のスライダーを駆使して後続を断った。約2年半のブランクを感じさせず「新たなスタートが切れてほっとしている。何とかゼロに抑えられてよかった」と話した。

 野口は中日時代の1999年に19勝を挙げ、セ・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた。2006年に巨人に移籍し、08年を最後に退団。ことし5月に三重に入団した。この日は左腕の先発が予告されていたこともあり、球場には普段の1・5倍ほどの652人の観衆が集まった。野口は「自分が投げる試合でこんなに来てもらえるとは思わなかった。選手は持っているもの以上が出せる」とファンへの感謝も忘れなかった。

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2011年6月26日のニュース