井端 マエケン打ちでベテランの意地

[ 2011年6月26日 06:00 ]

<広・中>4回2死、井端は2年ぶりとなる三塁打を放つ

セ・リーグ 中日7-2広島

(6月25日 マツダ)
 ベテランの意地が勝利をもたらした。リーグ再開初戦の前日は出番がなかった中日の井端が7番二塁で出場し、3打数2安打2四球で4度出塁。同点の7回先頭の第3打席で前田健から中前にクリーンヒットを放ち、荒木の右中間三塁打で決勝のホームを踏んだ。

 「結果を残すしかないので頑張るだけです」

 試合後は笑みも見せず表情を引き締めた。昨季は度重なる体調不良で53試合の出場にとどまったが今季は違う。打率・220という打撃不振が原因で、ここ5戦で3度、堂上直にスタメンを奪われた。この日は先発したものの、これまでの2番ではなく、08年10月12日以来となる7番。ベストナインに5度も輝いた36歳が、燃えないわけがなかった。

 井端の一打をきっかけに、湿りがちだった打線も爆発。この回一挙6点を奪い、久々の快勝となった。

 ▼中日・荒木(7回1死一、二塁で右中間へ決勝2点三塁打)きのうと同じ(1―1の)展開だったんで、このままじゃいかんと集中して打席に入った。

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2011年6月26日のニュース