09年WシリーズMVP男・松井 名誉のブーイング

[ 2011年6月26日 06:00 ]

<アスレチックス・フィリーズ>6回、二塁打を放つ松井

交流戦 アスレチックス0―1フィリーズ

(6月24日 フィラデルフィア)
 アスレチックスの松井が敵地でのフィリーズ戦で名誉のブーイングを浴びた。

 交流戦での両軍の対決は3年ぶりで、ライバル球団同士でもない。にもかかわらず、全ての打席でブーイングされた。本人は「あった?知らない」とどこ吹く風だったが、フィラデルフィアのファンからすれば顔も見たくない打者だった。

 松井にとって、フ軍との対戦はヤンキース時代の09年ワールドシリーズ以来。同地での第3戦では代打本塁打を放ち、最終的にはMVPを獲得し、チームを世界一に導いた。そんな思い出深い場所で、6回2死では両軍初安打となる二塁打を中堅へ放った。16日ロイヤルズ戦での日米通算499号本塁打以来、出場6試合ぶりの長打に「ちょっと甘く入ってきた。打撃としてはよかった」。試合は9回サヨナラ負けで3連敗を喫したが、4番の存在感は見せた。

 前日は休養したが、最近4試合中3試合で外野手としてフル出場。「疲れ自体は問題ない」と振り返る。デーゲームの26日(日本時間27日)の第3戦は休養予定だったが、同日の先発は松井が投手別で最多の4本塁打を放っている大リーグ屈指の右腕ハラデー。ボブ・メルビン監督は「2試合出た時点で話し合いたい」と3戦連続の外野スタメンへ含みを持たせた。

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2011年6月26日のニュース