マエケン 粘れず5敗目「気温もあったし、きつかった」

[ 2011年6月26日 06:00 ]

<広・中> 7回1死、一、二塁、荒木に右中間2点適時三塁打を打たれ降板。ベンチもどり汗をぬぐう前田健

セ・リーグ 広島2-7中日

(6月25日 マツダ)
 後悔の念しか残っていなかった。「何とか粘りたかった。あの回でそれまでのすべてがフイになった…」。同点の7回1死一、二塁の場面で荒木に決勝の2点適時三塁打を浴び、今季5敗目を喫した広島・前田健は痛恨の表情だった。

 味方が同点に追いついた直後だっただけに、悔しさは増した。初回に先制点を失ったが、その後は粘りの投球。打線が6回に吉見から1点をもぎ取り、試合を振り出しに戻した矢先に乱れた。「今年良くないのはそういうところ。あそこをキチッと抑えられないから、負けも多くなるし投球自体も悪くなる」。右腕は自らを責めるように、語気を強めた。

 連勝は2でストップした。野村監督は「もったいないというか、らしくない。本人が一番分かっているだろうし、次は切り替えて頑張ってもらいたい」と今後の巻き返しに向け、エースの奮起を求めた。

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2011年6月26日のニュース