来年は3・25 2年ぶりセ、パ同時開幕

[ 2010年8月3日 06:00 ]

 プロ野球の実行委員会が2日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、今季からセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第1、第2ステージの呼称を、それぞれ「ファーストステージ」「ファイナルステージ」とすることが報告された。

 実行委に先立って行われたセ理事会で決議したもので、実行委での報告を受けてパ側も同調する方針を示した。

 これまでの「第2ステージ」では、日本シリーズ進出決定シリーズである印象が薄いことが最大の理由。巨人・清武球団代表は「ファイナルステージの方が分かりやすいし、スポンサーへの印象度もいい」と説明し、パ理事長の楽天・井上オーナー代行も「セと同じ形にしたい」と話した。

 また、実行委ではセ、パ両理事会の決定を受け来季の日程大綱を承認。開幕はセ、パとも来年3月25日で2年ぶりのセ、パ同時開幕となる。パは当初3月19日の開幕を検討したが、オープン戦期間が短くなるなどの理由で見送られた。公式戦は交流戦24試合(5月17日から6月23日)を含む各チーム144試合。フレッシュオールスターは7月21日(富山)、オールスターは7月22日に第1戦(ナゴヤドーム)、23日に第2戦(千葉マリン)、日本シリーズは10月29日にパ球団の本拠地で開幕する。

 ◆その他の審議・決議事項 (1)来季からミズノ社製で統一する低反発の公式戦使用球を大筋で了承。同社との契約を詰めて秋季キャンプからの配給を目指す(2)今秋のMLB選抜と日本代表の国際試合は選手会の反対も考慮して見送る方向を確認(3)2軍の若手選手を派遣するインターコンチネンタル杯(10月、台湾)は各球団5人ずつ1次登録し、最終ベンチ入り24人に絞ることを決定(4)日米王者で争う「グローバルワールドシリーズ」の実現へ向けた予備調査委員会が今月末に米国で開催されることを報告。出席者はこれから人選する(5)年金問題について7月23日の選手会総会の決議を受けて対応を検討。

続きを表示

2010年8月3日のニュース