金子千「１０勝は通過点」

お立ち台で笑顔を見せる２打席連続本塁打のオリックス・Ｔ―岡田（左）と１０勝目を挙げた金子千

　【オリックス６－５西武】７回２失点のオリックス・金子千は、自身６連勝で３年連続の２けた勝利に達した。前半戦は不振が目立ったエースだが「正直、目標ではない。僕が思う１０勝は通過点でありたい。またここからスタートだと思って、どんどん勝っていきたい」と頼もしく話した。

　今季２戦とも完封と相性の良い西武打線は、積極的に振ってきた。見逃しストライクを奪ったのは二回の２６球目で初。だが「傾向とか配球を意識している感じはしたが、それを気にしては自分の投球はできない」。カットボールやシュートを多投し、持ち味の打たせて取る投球で尻上がりに調子を上げた。