早実 再びVへ斎藤の決勝DVDでイメトレ

[ 2010年8月3日 06:00 ]

甲子園のバックスクリーンを背にキャッチボールで汗を流す早稲田実業・鈴木

 第92回全国高校野球選手権大会(7日開幕)の出場校による甲子園練習第2日が行われ、28度目出場の西東京代表の早実はエース・鈴木を軸に、斎藤佑樹(早大4年)を擁した06年以来の優勝を狙う。

 偉大な先輩に肩を並べる。鈴木は「2006年と同じ全国制覇を果たして、もう一度早実の名を全国に広めたい」と力を込めた。準備も万全だ。斎藤が楽天・田中と投げ合った駒大苫小牧との決勝戦のDVDを持参。地方大会中は同年の西東京大会決勝・日大三戦の映像を見て、気持ちを高めた。昨春センバツでも登板した経験を持つだけに「甲子園は自分の実力以上が出る場所」と臆することはない。
 主砲の小野田も当時のチームにあこがれ北海道から入学するなど、チームの思いは一つ。和泉監督は「当時のチームも徐々に成長していった。とにかく、目の前の試合です」。2度目の夏制覇へ、早実の挑戦が始まる。

続きを表示

2010年8月3日のニュース