北野監督 最後の大舞台に向け意気込む

[ 2010年8月3日 06:00 ]

今大会で勇退が決まっている福井商・北野尚文監督(左)は、ナインに指示を出す

 春夏通算36度の出場を誇りながら、甲子園では今夏が最後の指揮となる福井商の北野監督は「過去を振り返っても(甲子園で)勝てたのは選手たちが頑張った結果。今年も一つでも多くそんな試合をしたい」と最後の大舞台に向けて意気込んだ。

 エースの長谷川陽は1年生の夏にも甲子園のマウンドに立っている。「監督さんには3年になって気持ちで負けるなと言われている。一球一球、相手に向かっていく気持ちでやる」と静かに闘志を燃やした。

 ≪宮下は本塁打に自信≫関東一の高校通算42本塁打の宮下は「飛距離には自信がある。都大会の時のように粘り強い野球をしたい」と自信をみせた。08年夏に死去した父の宮下正彦さん(享年46)は、元大洋の選手。幼少期に両親が離婚したため「特に印象に残っていない」と話すが、3歳のときに野球を始めたのは父の影響で「大きな体は父のおかげ」と感謝。米沢監督も「4番の宮下が鍵。彼が打たないと点にならない」と期待を込めた。

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2010年8月3日のニュース