重かった1回の3点…チェンに援護もなく首位と5・5差

[ 2010年8月3日 21:27 ]

 【中日2-3ヤクルト】立ち上がりの失点が重かった。7回を投げた中日のチェンは、2~7回は1安打無得点に抑えたが、1回に与えた3点が響いて8敗目。「調子自体は悪くなかった。失投が多かった」とさばさばとしていた。

 序盤は球威を欠き、ストライクとボールがはっきり分かるほど制球も安定しなかった。味方が1点を先制した直後、先頭の青木に初球を左前打されると、犠打の後に畠山に同点二塁打を許した。続くホワイトセルに浮いた変化球をバックスクリーンに運ばれ、あっさり勝ち越された。「冷静に考えれば四球でもよかった」と悔しがった。

 つい1週間前には先発投手の奮闘で中日は7連勝し、うち2勝をチェンが挙げた。だが勝ち頭もこの日は打線の援護に見放され、初の2けた勝利を目前に自身の連勝は5でストップした。チームは1分けを挟んで3連敗、首位とのゲーム差は5・5となった。踏ん張りどころで、左腕とチームの真価が問われる。

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2010年8月3日のニュース