【ジャンプ】丸山希 母の前で飛んだ五輪ラストジャンプ「見ていますか」

[ 2026年2月16日 08:00 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第10日 ジャンプ   女子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS141メートル) ( 2026年2月15日    プレダッツォ・ジャンプ競技場 )

丸山希の父・守さんは妻・信子さんの遺影を手に声援を送った
Photo By スポニチ

 女子個人ラージヒル(ヒルサイズHS=141メートル)が15日(日本時間16日)に行われ、丸山希(27=北野建設)は128メートル、125メートルで合計257・0点の8位で今大会最終種目を終えた。初出場で個人ノーマルヒル銅、混合団体銅と2つのメダルを獲得した。

 この日は父・守さん(61)が初めて会場に駆けつけた。「ラージが得意だがら」と、丸山自身がこの日のチケットを贈った。父が手にする母・信子さんの遺影。その前で飛んだ大会ラストジャンプだった。

 昨春には家族4人で米ハワイを訪れ、散骨を行った。信子さんが生前に望んだ「雪の降らない温かい海に」との願いを叶えたという。高校3年時に病気で亡くなった母の「何かで一番になりなさい」という言葉を胸に、ジャンプに打ち込んできた。丸山は兄と姉よりも怒られることが多かったと振り返るが、守さんは「やっぱり一番下の子供で可愛かったから、甘やかさず厳しかったんだと思います」と語った。

 初の五輪を終え、「こんなに清々しく終われるとは思っていなかったので満足です」と晴れやかな表情を浮かべた丸山。母に伝えたい言葉を問われると、「見ていますか」とほほ笑んだ。「まさか自分の子供がメダリストになるとは思っていなかったはず。獲ったよって、帰ったら伝えたいです」。母への思いを胸に飛んだ、初めての五輪が幕を閉じた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年2月16日のニュース