高梨沙羅 失意の北京五輪から4年「正直この場に戻って来られるなんてその時は1ミリも思っていなかった」

[ 2026年2月16日 20:27 ]

<ミラノ・コルティナ五輪 スキージャンプ混合団体>銅メダルを獲得し号泣する高梨沙羅(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 ミラノ・コルティナ五輪のスキー・ジャンプ混合団体で同種目初のメダルとなる銅を獲得した高梨沙羅(29=クラレ)と、団体と女子個人ノーマルヒルで銅メダルを獲得した丸山希(27=北野建設)が16日、メダリスト会見に出席。高梨は、改めて今回の五輪に至るまでの苦悩や思いを明かした。

 小林陵侑(29=チームROY)、二階堂蓮(24=日本ビール)と4人で臨み、1034点をマーク。4位ドイツとわずか1.2点差、飛距離換算約50センチの差で、団体種目として14年ソチ大会男子の銅以来のメダルをつかみ取った。

 ソチ、平昌、北京、そして今回のミラノ。五輪4大会でさまざまな景色を見て来た。「オリンピックは好きですか」。そう聞かれた高梨は「そうですね、今回ようやく楽しんでこの試合に臨めたと思います。やはり日本チームの皆さんの支えのおかげもありますし、やっぱり前回大会で自分の中で、本当にやってはいけないことをしてしまい、自分が正直この場に戻って来られるなんてその時は1ミリも思っていなかった」と前回22年北京の混合団体でのスーツ規定違反からの4年の偽らざる心境を告白。「そう思わせてくれたのも一緒に、変わらず飛び続けてくれた仲間のおかげでもありますし、受け入れてくれた日本チームのおかげでもあるので。自分がやるべきことで言うと、やっぱりそこでしっかり自分のパフォーマンスをすること、この4年間をかけて自分のできる限りのことをスキージャンプはもちろんんですけど、このスキージャンプっていう世界のためになることを模索しながらやってきたつもりではあって。それのすべてが正解とは言えないものもあったとは思うんですけれども。凄く試行錯誤して過ごしてこれた4年間だったと思うので。またこの舞台に戻って来られて、そしてまた混合団体に出場することができて、メダルを獲らさせていただいて、本当にたくさんの人の支えで、オリンピックにいられてるんだなっていうのは凄く思っていて。その中で楽しくスキージャンプができたのもその人たちのおかげです」と苦しみながら、悩みながらも歩んできた挑戦の道を感謝の思いとともに紡いだ。

 「また4年後…今から切り替えはできないですけど、やっぱり今回飛んだ中で、課題も出たわけなので、次のワールドカップへ向けてシーズン終わりまで駆け抜けたいと思います」

 高梨は柔らかな笑みを浮かべ、再びジャンプと向き合う日々へ歩み始めた。

続きを表示

この記事のフォト

「高梨沙羅」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2026年2月16日のニュース