【スピードスケート解説】黒岩敏幸氏 高木は完璧な滑り、左足でしっかり氷を捉える形に修正できた

[ 2026年2月16日 20:02 ]

<女子500メートル>銅メダルを獲得した高木美帆の滑り(AP)
Photo By AP

 女子500メートルが行われ、4組に登場した高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が37秒27の自己ベストに迫る好タイムを叩き出し、1000メートルの銅メダルに続き銅メダルを獲得した。本命ではない500メートルで22年北京五輪の銀メダルに続き2大会連続、今大会2つ目のメダルを獲得。夏冬通じ日本女子最多のメダル数を「9」に更新した。金メダルを狙う団体追い抜き、大本命の1500メートルへさらに弾みをつけた。1992年アルベールビル五輪男子500メートルで銀メダルを獲得したスポニチ本紙評論家・黒岩敏幸氏が解説した。

 【解説】高木は北京五輪の500メートルを再現するかのようなパーフェクトな滑りだった。アウトからのスタートが決まり、100メートルの通過は4年前より0秒01速い10秒40。同走の選手が好スタートだったことにも恵まれ、第1カーブからバックストレートでしっかり追うこともできた。

 本調子でなかった昨年12月の代表選考会(37秒60)では、スピードに乗って入る第2カーブで左足が流れて力が逃げてしまっていたが、今回は左足でしっかり氷を捉える本来の滑りに修正できていた。北京五輪の自己ベスト37秒12には及ばなかったものの、素晴らしい滑りだった。

 1500メートルへ向けては、スピードには問題ない。課題はレース後半でタイムを落とさないこと。いかにペース配分するかが勝負を分けるだろう。

 メダルに近い位置にいた吉田は残念な結果だった。同走の選手と構えるタイミングが合わず、一度フライングになったことで、スタートの反応が少し遅れた。プレッシャーもあったと思う。滑りは重く、力を出し切れなかった。(92年アルベールビル五輪男子500メートル銀メダリスト)

続きを表示

この記事のフォト

「高木美帆」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2026年2月16日のニュース