【スピードスケート】高木美帆 500も2大会連続メダルの銅!1000に続き最多更新9個 11組待った

[ 2026年2月16日 01:43 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第10日 スピードスケート   女子500メートル ( 2026年2月15日    ミラノ・スピードスケート競技場 )

<女子500メートル>銅メダルを獲得し、笑顔で日の丸を掲げる高木美帆(AP)
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 女子500メートルが行われ、4組に登場した高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が37秒27の自己ベストに迫る好タイムを叩き出し、1000メートルの銅メダルに続き銅メダルを獲得した。本命ではない500メートルで22年北京五輪の銀メダルに続き2大会連続、今大会2つ目のメダルを獲得。夏冬通じ日本女子最多のメダル数を「9」に更新した。金メダルを狙う団体追い抜き、大本命の1500メートルへさらに弾みをつけた。

 4組という早い段階で登場した高木は大歓声が沸き起こる。抜群のスタートを決め一気に加速。37秒27と4組が終わった時点でトップに立った。自己ベストは北京五輪での37秒12。ベストに近いタイムで後続のレースを待った。

 12組滑走前まで1位を守ったが、13組で1000メートル金メダルのレームダムに0秒02速いタイムを出され2位に。そして今季最強のフェムケ・コク(オランダ)とエリン・ジャクソン(米国)が登場の最終15組。結果はコクが驚異のスピードで五輪レコード36.49を叩き出し金メダル。一方でジャクソンは終盤でバランスを崩し37.32の5位に終わった。11組待った末の銅メダル。4位とわずか0秒03差で2大会連続のメダルをつかみ取った。

 今季同種目でのワールドカップ出場はBクラスで1度だけ。本命ではない500メートルで銅メダルが決まり、結果を長い時間待っていた高木はガッツポーズ。コーチに抱きつき最高の笑顔を見せた。

 メダル数を気にすることはない。今大会、1000メートル銅メダルで通算8個に到達した。それでも、高木は感慨に浸ることはなかった。「7個のメダルは過去のもの。今、私は目の前のレースのことを考えている」。平常心で迎えたレースでまた結果を出した。

 純粋な気持ちも、よみがえってきた。前回の22年北京五輪はコロナ下で無観客だった。自分のことで必死だった18年平昌五輪を含め「観客を見る余裕がなかった」と振り返る。オランダを応援するオレンジ一色の会場の中にも、揺れる日の丸の国旗が見えた。「大勢の観客の中で滑れるのは感無量。無観客を経験したからこそ、こういう会場で滑れるのは当たり前のことじゃない」との思いも芽生えた。

 過去の五輪では後半の日程に進めば進むほど、調子も上向き結果が出てきた。だが、本人は意に介さない。「過去2大会の実績としてはあるが、決して保証されているわけではない。自分の性質に甘んじることなく、常に上げていけるように日々を過ごしたい」と慢心は一切ない。自分が納得できるように最善を尽くし、つかんだメダルだった。

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