【モーグル】杉本幸祐が斬る 冨高日向子がメダルを逃した要因はターンよりも「エアの着地位置」

[ 2026年2月12日 13:08 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第6日 フリースタイルスキー 女子モーグル決勝 ( 2026年2月11日    リビーニョ・エアリアル・モーグルパーク )

冨高の決勝のエア(ロイター)

 ターンの0.2点差でメダルを逃す悔しい結果となりました。しかしターン点は審査員が付けるので採点のコントロールは難しい部分。そのため本当の原因はここではなく、スピード点にあったと私は思います。冨高日向子選手はエアの飛距離が他の選手よりも短かった。これを伸ばして着地位置がゴール側に近づくだけで0.3秒ぐらいは上げられるのではと思います。銅メダルのラフォン選手(フランス)との差は0秒87で、点数では1.02点差。単に滑る速さというわけではなく、エアの着地位置が勝敗を分けました。

 それでもエアの点数は2位と3位の選手を上回っており、完成度も難易度もメダルを獲れるレベルでした。特に第1エアでのクロスした板のつま先側をつかむ「コーク720ミュートグラブ」はしっかりつかんでおり、男子選手顔負けの技術をしっかりアピールできていたと思います。つかんでいる時間の長さ、位置、タイミングといった細かい部分のクオリティーも高かったです。

 私は冨高選手が小学1年生でスキーを始めた頃から知っており、長野県白馬村の同じチームでずっと一緒に練習してきました。一緒に出場した4年前の北京五輪ではメダル争いに加われなかった。この4年間の成長は、彼女の陰ながらの努力が生んだ結果だと思います。(22年北京五輪代表、デイリーはやしや所属現役スキーヤー)

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