【ジャンプ】二階堂蓮の父・学さん「蓮にありがとうですね。100点満点」 代わりに夢かなえた息子を抱擁

[ 2026年2月10日 06:28 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第4日 男子個人ノーマルヒル ( 2026年2月10日    プレダッツォ・ジャンプ競技場 )

二階堂蓮の快挙を現地で見守った父・学さん
Photo By スポニチ

 ミラノ・コルティナ冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプの男子個人ノーマルヒル(ヒルサイズHS=107メートル)が9日(日本時間10日)、プレダッツォ・ジャンプ競技場で行われた。初出場の二階堂蓮(24=日本ビール)が101メートル、106メートル50の266・0点で銅メダルを獲得した。22年北京五輪王者の小林陵侑(チームROY)は、100メートル50、104メートルの合計260.6点で8位で種目史上初の五輪連覇はならなかった。中村直幹(フライングラボラトリー)は15位だった。

 二階堂は1回目に101メートル、131・1点で6位つけた。トップとは4・5ポイント差の大混戦。プレッシャーのかかる2回目に臨んだが、106メートル50を飛び、こん身のガッツポーズでほえ、5人を残してトップに立った。その後、2人に抜かれたが、デシュバンデン(スイス)と合計266点で並んで銅メダルとなった。メダルが確定すると、小林陵侑、中村直幹とともに喜びを分かち合った。

 北海道江別市出身。父は1991年世界選手権代表の元スキージャンパー、学さんだ。8歳の冬、札幌の少年団の体験会に父から誘われ、競技を始めた。「行く!」と即答したものの、当日の早朝には「眠いし、寒い」と駄々をこね、半ば無理やり連れて行かれたという。それも今では良い思い出だ。手作りの2メートルの台を飛んだ瞬間、「飛ぶという感覚にはまった」。そこから、ジャンプにのめり込んでいった。

 プレダッツォのジャンプ台は、父・学さんが世界選手権を戦った舞台でもある。運命的なものを感じているという。「お父さんの前で獲れたのが本当にうれしかった。強く抱きしめました。辞めなくて本当によかった。悔しい気持ちでその場の勢いで辞めると言っていたけど、こうやって支えてくれる人たちがいて、僕を必要としてくれる人がいるのを再認識できて、こうやってメダルを獲れたのも皆の支えのお陰。いろんな人に感謝したいです」。競技へ導いてくれた父への、最高の親孝行となった。

 現地で抱き合って喜んだ父・学さん。2人が抱き合ったのは、蓮が中学生の時以来だ。「もう最高ですね。我が子なんですけど、男同士で。いや、めちゃくちゃうれしかったです。ほんとね、もう蓮にありがとうですね。35年ぶりにこの地に戻ってきて、で、それが偶然にオリンピック、それも初出場でメダル獲得。もう最高ですね。100点満点です」と息子を頼もしく見つめた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年2月10日のニュース