【スピードスケート】高木美帆が銅!笑顔はじけた3大会連続メダル 夏冬通じ日本女子最多8個目!

[ 2026年2月10日 02:40 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第4日 女子1000メートル ( 2026年2月9日    ミラノ・スピードスケートスタジアム )

<ミラノ・コルティナ五輪 スピードスケート女子1000メートル>銅メダルの高木美帆(右)(撮影・小海途 良幹)
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 ミラノ・コルティナ冬季五輪のスピードスケート女子1000メートルが9日(日本時間10日)に行われ、連覇をかけた高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が銅メダルを獲得。メダル獲得は3大会連続となった。

 最終組のインスタートで、メダルを争う前回銀メダルのユタ・レールダム(オランダ)と同走になった。好スタートを見せたインコースの高木を最強レールダムが異次元の伸びで追う展開。スピードに乗ったレールダムがグングンと高木を突き放し1分12秒31の五輪レコードでゴール。最後まで追い続けた高木が銅メダルをつかみとった。今季ワールドカップ(W杯)は高木が1勝、レールダムが3勝だった。

 レース後、笑顔で日の丸を掲げた高木。表彰台で驚異のタイムを叩き出したオランダ勢と記念撮影後「そうですね…いろいろな複雑な気持ちが、今、表彰式が終わった後に感じていて。最初は、何て言うんでしょう…特に今シーズンいろいろ苦戦していたので、ここまで来られたことへの安心感もやっぱり少なからずあって。ただ…表彰台に登った時に銅メダルを見て、何て言うんでしょう“この色が今の私の実力なんだ”と思った時に、やっぱりゴールした直後よりも、何かこう悔しさが湧き上がってきて。何かちょっと不思議な時間差がありましたね」素直な思いを口にした。

 日本女子のエースが、まずは今大会1つ目のメダルを手にした。「とうとうここまで来た」という4度目の五輪。苦戦する選手も多い仮設リンクが舞台だが、突貫工事の観客席から聞こえる金属音は幼少期に滑った帯広の仮設リンクを想起させた。懐かしい感覚が、高木に力を与えた。

 北京五輪までに獲得したメダル7つは夏冬通じ日本女子の最多記録。それでもまだ満足できないのは、世界記録を保持する1500メートルで金メダルがほしいから。過去2大会連続で銀メダル。「五輪の1500メートルを真っすぐに見ていく。(金メダルを)取るのがミラノでの一番の目標」。熟考して現役続行を決め、まずは1000メートルで8個目のメダルを手にした。

 新たなチャレンジも実を結んだ。日本スケート連盟のナショナルチームを離れ、自らで「チーム・ゴールド」を結成。オランダ人コーチのヨハン・デビット氏と二人三脚から始まり、今では国内外の有力選手が集い、刺激ある日々を過ごしてきた。「やりがいを感じ、スケートを楽しんでいる」。今季序盤は苦戦が続いたが、右肩上がりに調子は上向いた。

 20日(日本時間21日)に行われる本命1500メートルでの金メダルが最大の目標となるが、前回銀メダルの500メートル、新たなメンバーで2大会ぶりの金奪還を狙う団体追い抜きも待っており、4種目でのフル回転が求められる。百戦錬磨のベテランがメダルを手にし、最高のスタートを切った。

 ◇高木 美帆(たかぎ・みほ)1994年(平6)5月22日生まれ、北海道幕別町出身の27歳。5歳でスケートを始める。10年バンクーバー五輪に中3で出場も、14年ソチ五輪は出場を逃す。18年平昌五輪では団体追い抜きで金、1500メートルで銀、1000メートルで銅メダルを獲得。22年北京五輪では1000メートルで金、500メートル、1500メートル、団体追い抜きで銀メダルを獲得した。家族は両親と兄、姉・菜那。身長1メートル64。血液型O。

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