【柔道GS東京】阿部一二三が決勝進出!世界選手権覇者・武岡毅と“頂上決戦”12分超の歴史的死闘制す

[ 2025年12月7日 13:18 ]

柔道グランドスラム(GS)東京大会最終日 ( 2025年12月7日    東京体育館 )

<パーク24presentsグランドスラム東京2025>男子66キロ級準決勝。武岡毅(手前)を破った阿部一二三(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 男子66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三(28=パーク24)が決勝進出を決めた。

 1回戦は不戦勝で、2回戦はジャザン・アダム(イスラエル)に豪快な大外刈りで一本勝ちを収めた。準々決勝は、キム・チャンヨン(韓国)と対戦。浮き落としで先に技ありを奪われ、絶体絶命の状態から残り2秒で横落としを技ありを取り返して追いつき、そのまま横四方固めで抑え込んで合わせ技一本勝ちを決めた。劇的な大逆転勝利に、場内は大歓声に包まれた。

 準決勝は、今年6月の世界選手権を制した武岡毅(26=パーク24)と対戦。同門の五輪2連覇王者と世界選手権王者が初めて激突した。両者ともに積極的に技を仕掛け、接近戦の多い手に汗握る激しい攻防からゴールデンスコア方式の延長戦に突入。そして試合開始から計12分37秒、右足で相手の右足を払って相手の体勢を崩すとそのまま押し込んで技ありのポイントを取った。歴史的死闘に決着をつけ、一つ吠えて気合を込めた。

 今年6月の世界選手権では、同階級の国際大会で6年ぶりとなる黒星を喫して3位。「負けた時こそ初心に戻れた。自分の中でリセットされた感じ。ロス五輪で3連覇するために新しい気持ちでまた再出発」と、敗戦を糧にこの半年間立て直してきた。大会前には「負けから得られるものは大きかった。より自分の柔道に隙がなくなったと思う。それは試合で見てほしい」と話しており、さらに進化した姿を示すことを誓っていた。

 今大会で武岡が優勝すれば来年の世界選手権(来年10月、アゼルバイジャン・バクー)代表に早くも内定するところだった。それでも阿部一二三は特別意識することなく「ライバルよりも自分自身と向き合って、五輪で3連覇するためにはどうしたらいいかを考えてやっている。気持ちの勝負というか、自分自身との戦い」と自らに集中。「ここでしっかり勝ちきって来年の世界選手権につなげたい」と話していたとおり、2028年ロサンゼルス五輪の代表争いで最大のライバルになる難敵を退けて決勝にコマを進めた。

この記事のフォト

「阿部一二三」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2025年12月7日のニュース