早大の中野麟太朗が暫定首位　コースレコードタイ61マーク！8人目のアマVへ「上位狙えるなら優勝を」

男子ゴルフツアー東建ホームメイト・カップ第1日 （ 2024年3月28日    三重県・東建多度CC名古屋＝7069ヤード、パー71 ）

大会コースレコードタイの61をマークしたアマチュアの中野麟太朗
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　アマチュアの中野麟太朗（20＝早大）が1イーグル、8バーディー、ボギーなしの61をマークし、10アンダーで暫定首位と好発進を決めた。61は大会コースレコードタイ記録。国内開幕戦で8人目のアマチュア優勝を目指す。

　インスタートの14番パー4でチップインイーグルを奪ったのが快進撃の号砲だった。前半は4つスコアを伸ばして折り返すと、後半はさらに勢いが加速。5番からは怒濤（どとう）の5連続バーディーを奪うなど自己ベストスコアを更新した。

　「去年からショットが課題でセカンドショットの（精度を）あげられるよう頑張りますって言っていた。シーズンオフに練習をやっていたのがちゃんと実ってくれたんだなって…本当にうれしいです」。

　今オフは昨年に引き続き、ニュージーランドで合宿を行った。滞在期間は約5週間。午前中は英会話学校で勉強し、午後からはゴルフに打ち込んだ。ニュージーランドは日が長いため、「コースに行って6、7時間くらいショットで練習してっていうのを繰り返していました」とゴルフ漬けの日々を振り返った。

　大会前には昨年、大会コースレコードを更新したレフティーの細野勇策に秘訣をたずねた。すると、「俺も分からない。でも、たぶん麟太朗なら出るよ」と背中を押され、予言通りの大会コースレコードタイを記録。中野は「本当に出しちゃうとは思わなかった」と目を細めた。

　今季は“団体戦日本一”、“レギュラーツアーでアマチュア優勝”、“アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権優勝で来年のマスターズ出場”を目標に掲げる。初日にビッグスコアを叩き出し、アマチュアVへは一歩前進。「もちろん上位が狙えるなら優勝を狙いたい」と目を輝かせた。