大栄翔が7場所連続の給金直しも「勝ち越しが目標ではないので」2桁勝利に届かず悔しい表情

[ 2024年1月27日 21:08 ]

大相撲初場所14日目 ( 2024年1月27日    東京・両国国技館 )

大栄翔
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 関脇・大栄翔(30=追手風部屋)が前頭6枚目の金峰山(26=木瀬部屋)を下して8勝目を挙げた。

 回転よく突っ張った大栄翔が左へ左へ回り込む金峰山を土俵1周分追いかけ、最後は強烈な左喉輪で横向きにさせて押し出し。母と兄が枡席で見守る前で7場所連続となる勝ち越しを決め、確かな実力と安定感の高さを示した。

 14日目の勝ち越し決定はこの7場所で最遅。既に6敗を喫して2桁勝利の可能性はなくなっており「ひとまず勝ち越しはよかったけど、勝ち越しが目標ではないので。そういう意識を持ってやらないと」と悔しさをにじませた。

 昨年は、1場所平均10勝となる年間60勝を挙げて常に大関候補最有力と目されてきた。先場所に続いて今場所も2桁勝利に届かないため、次期大関争いから一歩後退となる。それでも「明日も最後しっかり自分の相撲を取り切っていきたい」と前を向いた。

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